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医療労務コンサルタントってどんな役割を担っているの?通常の労務管理との違いについて

突然ですが、「医療労務コンサルタント」という存在とその役割はご存知ですか?

社労士の中でも医療分野に関する知見の優れた「医療労務コンサルタント」は、医療分野での働き方改革が叫ばれる中、今後ますます注目されること間違いありません。

このブログでは、医療労務コンサルタントについてご紹介しています。

特に医療分野の方にご覧いただけると嬉しいです。

目次

医療労務コンサルタントの役割

医療労務コンサルタントはその名の通り、医療業界での活躍が期待されています。
社会保険や労務のプロである社会保険労務士が、医療業界という特殊な環境での勤務を理解し助言等を行うことに、医療労務コンサルトとしての役割が課せられています。
医療業界では、一般的な勤務よりも夜勤や長時間労働など独特な傾向があります。
業界に特化した知見を要するため、労務コンサルタントとして活躍するためには、研修を修了したうえで認定を受ける必要があります。
労務管理が適切におこなわれるよう助言をおこなうことはもちろんですが、医療業界全体として抱える問題(従業員が過労により抱えるフラストレーションが起因したハラスメント等)を未然に防止、あるいは適切に対処していくといったことも求められます。

医療労務コンサルタントでなくても知っておきたい「働き方改革」

働き方改革は従業員の健康を守るためには大切な取り組みですが、一方で医療業界の現場では激務や人手不足が現実問題として抱えられているため、医療体制の維持の面で不安視もされていました。
そのような背景もあり、医師の働き方改革については他よりも少し遅れて2024年の適用とされました。一般的には2019年より順次適用されているので、5年遅れての適用です。
医師の働き方改革については厚生労働省でも特設サイトを設けて発信されるなど重要な課題といえます。
医療労務コンサルタントや医療従事者のように直接関わりがなくとも、私たちの生活にとって欠かせない医療が医師の働きによって支えられていることを考えると、皆で考えたい問題ですね。

医療労務コンサルタントへの今後の期待

近年のコロナ禍において医療業界の活躍は語るまでもなく、それと同時に激務が取り沙汰されていましたよね。
社会にとって医療は欠かせない存在で、その医療に携わる医療従事者はとても重要な役割を担っている方々と言えます。
従来より医療業界は取り扱うのが「ヒトの命」であるといった精神的負荷が大きいことに加えて、長時間勤務や休みが少ないなどの肉体的負担が大きいこともよく言われてきたと思います。
そこに重ねて今回のコロナのような感染症などの流行病が発生してしまうと更にひっ迫してしまいますよね。
実際、激務を理由に退職されるケースも少なくないようです。
また、夜勤などもある仕事のため、家庭との両立などで継続が難しいこともあると聞きます。
社会のために貢献してくれている医療従事者がより良い環境で働くことができるよう、医療労務コンサルタントのように業界を理解した社労士によって適切な労務管理が実現することが期待されます。

医療労務コンサルタントの探し方

社労士会ごとの社労士検索から個別にHPを確認して、医療労務コンサルタントの有資格者か否かを判別のもひとつですが、都道府県によっては医療労務コンサルタントの名簿を公表してくれているところもあります。
つまり、都道府県により公表の仕方が異なるため探し方には工夫が必要というのが注意点です。
例えば大阪府社会保険労務士会の場合は、名簿を公開しているので比較的医療労務コンサルタントを見つけやすいです。
現在は訪問(対面)での助言に限らず、オンライン面談等に対応している社労士事務所も多いので、近隣に限らず広い範囲で探してみるのも良いかもしれません。

おわりに

いかがだったでしょうか。
弊社では医療労務コンサルタントの在籍はありませんが、このような専門分野に特化した社労士がいることもぜひ知っていただきたくご紹介いたしました。
医療業界で社労士への相談を検討されている方は、ぜひ医療労務コンサルタントである社労士にご相談されてみてはいかがでしょうか。

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