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新たな福利厚生「花粉症手当」が注目されてるってホント?どんな手当がご紹介!

「花粉症手当」が新たな福利厚生として注目され始めているのをご存知でしょうか?

日本では多くのひとが花粉症に悩んでいると言われています。

花粉症は鼻水や目のかゆみといった有名な症状ももちろんつらいのですが、これらの症状によって引き起こされる寝不足やそれに伴う倦怠感も含め、気力を奪い能力を下げる要因となります。

このような背景から、花粉症によって労働生産性の低下を招かぬために、医療機関の受診や適切な服薬など、花粉症に適切な対応がとれるよう「花粉症手当」といった形でのサポートが取られるようになりつつあります。

今回のブログでは、この「花粉症手当」についてご紹介しています。

花粉症に悩む従業員の方々へのサポートを検討している事業主の方にもお読みいただけると嬉しいです。

目次

花粉症手当が生まれるほど「花粉症」はつらいのか?

花粉症とは、アレルギー症状の一種で、おもにスギやヒノキなどから出される花粉を原因として発症するものを指します。
「花粉症」の呼び名で定着していますが、医学用語での正式名称は「季節性アレルギー性鼻炎」だそうです。
鼻炎とされる通り、くしゃみや鼻づまりといった症状が有名ですが、人によっては目にも症状が出ます。
目がかゆかったり腫れたりといった、非常に煩わしい症状が発症します。
その他、鼻や目に出るような分かり易いアレルギー症状の他にも、なんとなく身体に微熱を感じたり、皮膚のかゆみがあったり、イライラするといった症状もみられます。

花粉症は今や「国民病」?!

花粉症には日本人の4人に1人(調査によっては2人に1人とも)が悩まされているという報告もあるほど、今や日本人の大半が抱える問題です。
花粉症罹患者は、昔と比べて増加傾向にあるとされていますが、その背景には「建材としてのスギの植林が進んだこと」や「大気汚染」といった環境的な原因のほか、現代人が過度なストレスにさらされるようになっていることなども関係があると言われています。

花粉症手当が必要とされる背景

花粉症が国民病とされるほど蔓延していても、どうして「花粉症手当」にまで発展するに至ったのでしょうか。
先ほどもご紹介した通り、花粉症は鼻水やくしゃみ・鼻づまり・目のかゆみといった症状や、倦怠感や集中力の低下などを引き起こします。
これらによる体調不良や、花粉症の症状によって招かれた睡眠不足など、結果として仕事の作業能率の低下を招いてしまうことに着目されるようになりました。
しかも国民規模でみても罹患者数が多いわけですから、企業内にも花粉症を抱える従業員は大多数いると考えられ、チームとしての作業能率がぐんと落ちてしまうことも想定されます。
季節性のアレルギー症状として花粉が舞う季節が過ぎるのをやり過ごす方も多いですが、いまは市販のアレルギー薬や花粉症外来などで症状を緩和することができます。
場合によっては、症状が出る前に受診したほうが良いケースもあるなど、花粉症への対応は先手を打てる時代になっています。
そこで、積極的に花粉症の症状を緩和するための手立てを従業員に取ってもらうことを後押しするため、それらにかかる費用を援助する目的で「花粉症手当」が注目されるようになりました。

花粉症手当の相場はどのくらい?

まだまだ福利厚生としては新しい「花粉症手当」。導入するにしても、相場が気になるところではないでしょうか。
花粉症手当は、一律に支給するというよりは、受診等の領収書と引き換えるかたちで一定額を支給するといった方法での支払いが想定されますが、そうなると目安は花粉症外来にかかる医療費程度(5000円程度)と考えられそうです。
仮に5,000円が支給されれば、花粉症と自覚していても具体的になんの植物の花粉に反応しているかわからないといった場合のアレルギー検査も受けられるような金額といえるので、従業員にとっても助かる手当でしょう。
また、手当を創設する場合は、支給回数の上限なども明確に決めておくことも重要ですね。

花粉症外来ではどんなことが行われるのか

花粉症外来では主に、アレルギー検査を行ったり症状を緩和するための薬が処方されたりします。
その他「舌下免疫療法」といったアレルゲンをあえて少量ずつ体内に取り込んでアレルギー反応を弱める治療などを行っている病院もあります。

花粉症手当で能率アップ!

花粉症での受診や服薬を経験したことのない人や、仕事に支障がでるほどの重い花粉症症状を抱える人にとって、花粉症手当をきっかけとして積極的に花粉症対策に取り組むことで、従業員により快適に仕事に励んでもらえることに繋がります。
結果的に作業能率も向上し、従業員も企業も良い結果を出すことができることに繋がればとても有益な手当といえるのではないでしょうか。
そろそろ花粉症に悩まされる人が出てくる時期になりましたが、対策を取って快適に仕事に従事したいものですね。
もしも経営者の方がご覧いただいているのであれば、「花粉症手当」について検討されてみることをオススメいたします。
花粉症手当の他にも、賃金構成でお困りの場合はぜひ社労士までご相談ください。当社の法人向けメニューはこちらをご覧ください!

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