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新卒採用の定義とは?改めて知りたい、メリット・デメリット

新卒採用と聞くと、一般的には大学を卒業してストレートで就職することを想像するのではないでしょうか。

でも、求人を見ていると「●年卒までは新卒扱い」というように中途採用がされていたり、「第二新卒」といった言葉も見かけます。

今回のブログでは、そもそも「新卒」とはどういう意味で使われているのか?また、新卒という言葉に具体的な定義はあるのか?といった素朴な疑問について取り上げます。

新年度を迎えて、新卒として社員を迎えた・新卒として入社したという方も多いことと思います。

ぜひ、最後までお読みいただけると嬉しいです!

目次

新卒採用に定義はあるのか?

新卒採用という言葉は一般的に浸透していますが、そもそも新卒採用という言葉には明確な定義があるのでしょうか?その真実を探るために、まずは「新卒」の言葉が指す対象を理解する必要がありそうです。次の説明文を読んでみましょう。

■新卒って?
新卒と呼ばれていますがこれは略称であり、【新規学校卒業予定者】のことを指しています。そのため、「新卒」の略称の他、「新規学卒者」とも略されています。

では、新卒採用は、「その年に学校を卒業した者を採用することをいうのか?」というと、実際はもっと解釈に幅を持っています。
というのも、「青少年雇用機会確保指針」というものが厚生労働省によって示されており、そこに「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付」することを求められています。
こういった背景もあって、新卒採用では厳密に「今春卒業予定の者」といった限定をしたものよりも、社会人経験の浅い若者を含んだ解釈で受け入れられています。

新卒採用って日本独自の文化ってホント?

日本の新卒採用といえば、就職活動から皆一様にリクルートスーツに身を包んだ学生たちを見かけますよね。これは日本にとってある種、風物詩的なところがありますが、はたして世界共通の風景なのでしょうか?
結論から言えば、新卒採用として新規学卒者を4月に一斉採用するのは日本独自の習慣だと言われています。
海外では日本のような決まった就職パターンが無く、皆それぞれのペースや方法で就職するようです。
その背景には、日本では入社後にOFF-JTやOJTといった研修を通じて仕事の基本を教えるといった流れが一般的ですが、海外は若者であっても即戦力として雇用されることが多いため、自分の希望する職種や職場に必要なスキルを予め身に着けてから入社をするといった考え方の違いに差があるようです。

新卒採用のメリット・デメリット

ここまででご紹介したように、新卒採用というのは日本独自の文化であり、海外と比べると特殊なものであるようです。
日本では長く新卒採用が行われてきていますが、この仕組みにメリットあるいはデメリットはあるのでしょうか?
以下で確認してみましょう。

メリット

これは企業目線でのメリットということになりますが、新卒採用として学生たちの卒業後の入社に合わせて、効率的に採用活動を進めることができます。
通年採用の場合と比べて、スケジュール管理が行いやすい点では利点といえます。
また、これは賛否両論あるかもしれませんが、新卒採用では一般的に他での就労経験の無い若者が入社対象なので、自社の経営理念や考え方といった自社のカルチャーを受け入れやすい存在であるといった点も新卒採用でのメリットと言われています。中途採用と比べて、前職経験など比較するものがないので、自社のカラーに染めやすいといった企業面でのメリットですね。
では、学生目線ではどうでしょうか。
これは前述したように、研修体制が整えられている点が一番のメリットでしょう。社会人としてのイロハから教えてもらう機会は中途採用ではなかなかありません。その点、新卒入社で社会人のスタートを切った人は、社会人としての基本マナーなども教えてもらう機会に恵まれる傾向にあります。

デメリット

物事はなんでもメリットがあればデメリットもありますよね。それは新卒採用でも同じのようです。新卒採用では、次のようなことがデメリットとして知られています。
企業の視点からみた新卒採用のデメリットとしては、上述したメリットの裏返しになりますが「研修コスト」がかかってしまうことです。
海外のように即戦力として想定していないので、1から社会人としてのふるまいや業務の詳細などをレクチャーしてくことになります。
まっさらな状態で入社することで自社カラーに染めやすいといった面を良しとする以上、これは切っても切れないコストといえますね。
学生側としては、新卒採用の市場が景気によって左右されやすいといった不安要素が新卒採用のデメリットといえるのではないでしょうか。
コロナ禍で大打撃を受けた航空業界で新卒採用が中止されたように、社会情勢によって希望する求人が見つからないといったことが起こり得ます。
自分の卒業年度に希望する就職先が見つからない場合に、「就職浪人・就職留年」としてわざと卒業時期を遅らせるなんてこともあるように、必ずしも自分の卒業のタイミングで就職機会に恵まれるとは限らないのです。

おわりに

いかがでしょうか。この春に新卒入社の子を迎えたよ!という先輩社員にあたる皆様や、まさに自分が新卒入社しました!といった方も多くいらっしゃると思います。
今回のブログでは、日本ではすっかり当たり前の「新卒採用」というシステムについて、改めて考えを巡らすきっかけになればと思い、テーマ設定しました。
このブログでは、様々なテーマを広く扱い、週に1度を目安に更新しています。
これからもぜひ、覗いていただけると嬉しいです!

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