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美容が心にもたらす活力とは?福祉美容に隠された可能性について考える。

美容は、みなさんにとってどんな位置づけですか?

関心が薄い方もいれば、美容に熱心な方もおられるかと思います。

またひとくちに美容といっても、人には気づかれない程度のほんの少しのお手入れから、美容整形のようなダイナミックなものまで様々です。

美容に向けるエネルギーが人それぞれであるように、日常生活に落とし込んでいる美容のラインも様々なのではないでしょうか。

今回のブログは、美容を通じて心にもたらされる活力といった視点でお届けしています。

今話題の書籍のご紹介も交えた内容となっているので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。

目次

美容とメンタルヘルス

美容と聞くと、時間的にも経済的にも余裕があって、意識の高い人にだけある楽しみや贅沢のように認識されている面があるかもしれません。
確かに美容は、やらないと生死に直結してしまうようなものではないかもしれません。例えば肌にクリームを塗らなくても、爪を磨かなくても、髪が痛んでいても生きてはいけますよね。
でも、新しい服を着ると外出が楽しくなるように、肌の調子が良かったり髪を整えたりした日には少し気分が良くなりませんか?
反対に、見た目がボロボロになってしまっている時には心もおなじく疲れていることも多く、外出時に「今日は誰にも会いませんように…」と願ったことは誰しも経験があるのではないでしょうか。
心が疲れるから見た目にも気を配れなくなるのか、見た目に自信が持てないから心までふさぎ込んでしまうのか…どちらのケースもあるのかなと私は思います。
美容よりも手前の概念としてお風呂に入る・歯を磨くといったような「清潔」の概念があると思いますが、この「清潔」に気が回らなくなってくると心の状態としては危険信号です。
精神障害による障害年金においても「身辺の清潔保持」という視点が診断書にあるように、清潔保持や美容など、いわゆる「自分のケア」というのは心と密接にかかわっていると思うのです。

美容が心にもたらす活力

美容を通じて自分をいたわることで、心にも活力がもたらされます。
先の章でも触れたように、肌や爪・髪などのコンティションで少し気分が良くなったり、外出が楽しみになったり、つまりは自分の自信につながることってありますよね。
誰よりもキレイ!といった相対的な自信は正解もなく得づらいものですが、「昨日より肌がきれいになった」「光った爪を見ると元気が湧いてくる」といったように、たとえそれが特定のパーツであったとしても、美容によって“私なりのグッドコンディション”を自ら生みだすことができます。
わたしは、美容とは日常の生活に+αで「手間」をかける行動や時間を指すのだと考えています。それも、自分のために。
誰にも気づかれないような変化であっても、自分が自分のためにケアした時間を通じて得られる癒しや活力があるのではないでしょうか。

『心に効く美容』MEGUMI

毎日バラエティーやドラマで活躍を目にするMEGUMIさん。美容賢者としての一面も知られていますよね。
2023年に発行された『キレイはこれでつくれます』に続いて新著『心に効く美容』が今月発売されました。
目覚ましいご活躍でもともと気になる存在でもあったMEGUMIさんでしたが、今回『心に効く美容』のタイトルで出版されたことで、ちょうど美容とメンタルの関係に興味関心があった私は、ついこの新著を手にとり、気が付けば読了していました。
オススメの美容グッズや美容法がたくさん紹介されているのですが、この本では随所にマインドに関することが書かれていて、表紙にもある「弱いまま、強くなる」からも伝わってくるように、MEGUMIさんの精神論にも触れることができる内容になっていました。
キレイになることを最終目標にしているのではなく、自分をいたわる手段として美容を位置づけて、美容を通じて自信が持てたりネガティブな気持ちを上向きに転換できたり…まさにタイトル通り心に効いてくるということが述べられています。
また、次にご紹介する文章のように、自分のケアのための活動がきっかけで「動く」ことができる点でも心に好循環をもたらすと語られています。

(P.137より)
悩んだまま一人とどまっていると、暗い海の中にいるのが知らないうちに心地よくさえなっていくもの。
まずは美容をやったり、身体を鍛えたり、何でもいいから一歩動き出すことで、少しずつ悩みに対する視点が変わっていきます。
~結局、一瞬でも悩みを散らせる時間を持つことが大切なんだと思っています。

そして参考になったのが、MEGUMIさんの美容論は様々な専門家からの意見を柔軟に取り入れているのです。
本書でも随所で参考になる書籍やサイトが示されていて、自らインプットして実践を経た美容法なのだなと伝わってきました。
以前、別のブログでも取り上げたことのあるオンラインカウンセリングついても紹介されていて、「今の日本には、誰もがもっと気軽に感情を手放せる、カウンセリングの場所が必要!」と書かれていました。
実際に月に1~2回は臨床心理士やセラピストに話を聞いてもらっているそうで、「身体やお肌と同じように心のメンテナンスを心掛けています」と紹介されていました。
MEGUMIさんがご紹介されていた、ISD個性心理学協会の自分取扱い説明書といったサービスも興味深いなと思いました。
こうして、MEGUMIさんのような“強い!”あるいは“キラキラ!”といったパブリックイメージの方が実は私たちと同じように悩み落ち込み、その中でいかにして自分と向き合ってきたかを伝えてくれることは、励まされる方も多いのではないかと感じました。

美容の更なる可能性、福祉美容・介護美容とは?

美容の効能についてはここまでご紹介してきた通りですが、美容を日常に取り入れる選択肢をもつことや、美容情報に気軽にアクセスすることは、限られた年齢層や性別、そして障害の有無によって限定されるべきものではありません。
障害福祉や介護の分野でもヘアカットやネイルなど美容領域に関するサービス提供が行われています。
高齢や障害によって美容室に出向くこと自体に困難があっても、出張サービスとして施術を受けることが出来たり、障害福祉や介護に関する知見を持った方が施術してくれるとった配慮があります。
ほかにも例えば、発達障害による特性としてヘアカットが難しいお子さんに寄り添ったサービスを提供している理美容室があったりします。
極端な話、髪は工作ばさみで自分ででも切ってしまえますが、プロにきれいに整えてもらうことで気分の高揚感が生まれてくるものです。
施術を受けている時間自体が癒しになるといった側面もあるかもしれませんし、これまで美容室等の慣れない空間に苦手意識があった方についてはヘアカットの体験自体が成功体験になることもあります。
そういった意味で、福祉美容や介護美容にはまだまだ可能性があると感じていて、これからは美容を特別・贅沢なものとしての位置づけだけではなく、誰にとってもアクセスできる自己メンテナンスとして、福祉美容・介護美容といったサービスが広く認知され浸透していくと良いなと思っています。

おわりに

美容と心の関係、またそこから発展して福祉美容・介護美容についてご紹介しました。
余談ですがこの章のイラストに関連して…。サウナ人気が話題になって久しいですよね。
ちょうどコロナ禍になる少しまえから注目されるようになったように思いますが、なかなか「サ活」が難しかったコロナ禍を経てもなお、まだまだブームは健在です。
サウナを娯楽と捉えるか健康習慣と捉えるか、はたまた美容領域になってくるのか…それは人それぞれだと思いますが、「ととのう」といった言葉でも表現されるようにメンタル面の効能も伝えられていますよね。
サウナは一般的にはおしゃべりをせず無言で楽しむものですが、そういった無の時間や、自分との対話のような時間も魅力なのかもしれませんね。
自分に向き合って、自分自身でグッドコンディションを引き寄せる点では、美容が心にもたらす影響と通ずるものがありそうです。

このブログは週に1度、月曜日に更新しています。
社労士事務所のブログっぽくない情報発信が多いように感じられるかもしれませんが、“精神保健福祉士でもあり、障害年金を得意とする社労士”そして“障害福祉サービスとお繋ぎする相談支援事業所を運営する者”として、多面的にメンタルヘルスに関わる情報は積極的に取り上げていきたいと思っています。
ぜひ、今後ものぞいていただけると嬉しいです!

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