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性格タイプ診断が採用や人員配置に有効?エニアグラムやMBTIでわかることとは

性格タイプ診断が一般的に知られるようになり、SNSのプロフィール欄で自身のMBTIやエニアグラムの診断結果を記載しているのも良く見かけます。

いまや性格タイプ診断は自己分析ツールの枠におさまらず、企業の採用や人員配置の際の判断材料になることもあります。

このブログでは、性格タイプ診断について興味関心のある方や、それらがどのように企業で活かされているかを知りたい方に向けた内容となっています。

ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。

目次

性格タイプ診断って?

性格タイプ診断をご存知ですか?文字通り性格をいくつかのパターンに分類して、自分がどれに当てはまるのか、そしてその性格タイプにはどのような特徴がみられるのかを知る、いわば自己分析の手助けとなるものです。
性格タイプ診断としてはMBTIがもっとも有名でしょうか。少し前に話題になって以降、広く知られるようになったように思います。
特に世代が若いほど関心が高く、ごく日常的な会話の中で互いの性格タイプを開示しあうことも珍しくないようです。
「コスパ」「タイパ」といった価値観が広がりを見せる現代において、性格タイプによるカテゴライズは、自分や相手のトリセツを把握しやすくなるといった意味で親和性が高いのかもしれませんね。
これまでも私たちは、血液型占いに代表されるように、「カテゴライズ」や「ラベリング」をコミュニケーションの手がかりにしてきた歴史があります。
血液型占いの精度には詳しくありませんが、次に紹介するエニアグラムやMBTIではかなりの数の質問・その質問に対するグラデーションの幅のある解答選択肢を経て自分の性格タイプが決定します。
それにより高い精度の分析となるのか、私もエニアグラム・MBTIともに試したことがありますが、結果として書かれた性格タイプの分析にはかなり心当たりがある納得のものでした。

エニアグラム

日本エニアグラム学会のHPに記載された説明によると、エニアグラムは、人の性格を9つの類型でとらえており、各質問の中で「動機(エニアグラムの指す“動機”とは、自分らしく満足して生きるための意思決定や行動を起こすときの直接の要因のこと)」の特徴を判定し、その動機の違いによって性格タイプが決まります。
具体的に、タイプごとの動機はつぎのような分類となるようです。

【タイプ1】自分なりの基準に則り、正しい間違いのないことをしたい
【タイプ2】人の役に立つことで、愛を得たい
【タイプ3】成果を出して、賞賛を得たい
【タイプ4】自分らしさを表現することで、感動を味わいたい
【タイプ5】情報を分析し、物事の本質を見極めたい
【タイプ6】責任を果たすことで仲間として認められ、安心したい
【タイプ7】いろいろな可能性に挑戦して、人生を楽しみ幸せでいたい
【タイプ8】自分の影響力を行使して、存在を感じていたい
【タイプ9】他者と融和することで、平和な気持ちでいたい


そして、さらに自分が属する性格タイプに見られる「自己価値」「社会的スタイル」「価値観」「一番強いエネルギーとストレス時の特徴」「自分を支配する情動」の特徴を知ることもできます。

MBTI

MBTIは16パーソナリティとも呼ばれるように、性格タイプを16分類したものです。
web上で受検できる16personalitiesが有名ですが、そこではつぎのとおり分類されています。

■分析家グループ
・建築家(INTJ-A/INTJ-T):想像力豊かで、戦略的な思考の持ち主。
・論理学者(INTP-A/INTP-T):貪欲な知識欲を持つ革新的な発明家
・指揮官(ENTJ-A/ENTJ-T):大胆で想像力豊か、かつ強い意志を持つ指導者。
・討論者(ENTP-A/ENTP-T):賢くて好奇心旺盛な思考家。
知的挑戦には必ず受けて立つ

■外交官グループ
・提唱者(INFJ-A/INFJ-T):物静かで神秘的だが、人々を非常に勇気づける飽くなき理想主義者。
・仲介者(INFP-A/INFP-T):詩人肌で親切な利他主義者。
・主人公(ENFJ-A/ENFJ-T):カリスマ性があり、人々を励ますリーダー。
・運動家(ENFP-A/ENFP-T):情熱的で創造力があり、かつ社交的な自由人。

■番人グループ
・管理者(ISTJ-A/ISTJ-T):実用的で事実に基づいた思考の持ち主
・擁護者(ISFJ-A/ISFJ-T):非常に献身的で心の温かい擁護者
・幹部(ESTJ-A/ESTJ-T):優秀な管理者で、物事や人々を管理する能力にかけては、右に出る者はいない。
・領事(ESFJ-A/ESFJ-T):非常に思いやりがあり社交的で、人気がある。

■探検家グループ
・巨匠(ISTP-A/ISTP-T):大胆で実践的な思考を持つ実験者
・冒険家(ISFP-A/ISFP-T):柔軟性と魅力がある芸術家
・起業家(ESTP-A/ESTP-T):賢くてエネルギッシュで、非常に鋭い知覚の持ち主。
・エンターテイナー(ESFP-A/ESFP-T):自発性がありエネルギッシュで熱心なエンターテイナー。

この各分類のアルファベットですが、次の類型にわけられています。
【1文字目:エネルギーの方向】E(外向型)or I(内向型)
【2文字目:情報収集方法】S(感覚型)or N(直観型)
【3文字目:判断方法】T(思考型)or F(感情型)
【4文字目:生活様式】J(判断型)or P(認識型)

性格タイプ診断の結果を採用や人員配置に活用されているってホント?

性格タイプ診断を自己分析として活かすだけでなく、企業にとっても有益な情報になり得ます。
性格を把握できることはもちろんですが、適正のある業務の検討、既存のメンバーとの相性をはかることにも役立ちます。
性格タイプ診断を重視しすぎるのは良くありませんが、お互いのミスマッチを避ける材料として活かすのは有効といえるのではないでしょうか。
まだMBTIやエニアグラムが知られる前、私は新卒入社した会社でYG性格検査(矢田部ギルフォード性格検査)を受検した経験があります。この検査にはルールを遵守できるか/情緒が安定しているか/協調性があるかといったことを把握できる特徴があるため、当時在籍していた企業ではこの検査結果を重要視していました。
このように、企業ごとに把握しておきたい特性を知るために、採用時や人員配置の材料において性格タイプ診断等を導入するケースも増えてきているようです。

性格タイプ診断だけじゃない、自己分析ツール

性格タイプ診断とは少し異なるテイストになるかもしれませんが、私は自己分析ツールとしてギャロップ社の「ストレングス・ファインダー」のこともかなり信頼しています。
『さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう』という書籍を購入(あるいはWebを通じて)することで自分の【強み】を知ることができます。
自己分析に関心の高い方は、ぜひこちらも試してみると新しい気づきがあるかもしれませんね!

おわりに

性格タイプ診断としてメジャーなMBTIやエニアグラムについてご紹介するとともに、それらによる診断結果がどのように企業で活かされているのかをお届けしましたが、いかがだったでしょうか。
過去いくつかキャリアに関するテーマのブログをお届けしてきましたが、キャリア形成を考える際に自己理解はとても重要な要素です。そこでこのような性格タイプ診断を活用することは自己理解の手助けになるでしょう。

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