ブックセラピー(ビブリオセラピー)—読書することで得られる効果について
ブックセラピー(あるいはビブリオセラピーや読書セラピー)といった言葉を耳にしたことはありますか?
直訳すると“読書療法”となるように、読書を通じた気持ちの整理や立て直し、癒しといった良い効能を目的とした読書のことを言います。
このブログでは、ブックセラピーとはどういったものなのかを知ることができるほか、ブックセラピーについてより知ることのできる書籍もご紹介しています。
ぜひ、最後までお読みいただけると嬉しいです。
目次
ブックセラピーとは?
ブックセラピーとは、冒頭でものべたように読書を通じて心を健やかにする効果があるとされている、「療法としての読書」をいいます。
日本ではまだまだ知らない人も多いかもしれませんが、このブックセラピー(読書療法)は、実は海外では知られた存在です。
イギリスではブックセラピーを政府が有効な療法(代替療法)と認定していますし、イスラエルでは「読書セラピスト」が国家資格になっています。
ブックセラピーによる効果
ブックセラピー(読書療法)の定義としては「本を読むことで問題が解決されたり、なんらかの癒しが得られたりすること」とされていますが、具体的にどんな効果が期待できるのか気になりますよね。
そんな疑問について詳しく教えてくれる本に『心と体がラクになる読書セラピー』があります。
日本読書療法学会会長を務める寺田真理子さんによる書籍で、寺田さん自身が読書によってうつから回復した経験をお持ちです。その経験を体系化して日本読書療法学会を設立し、日本においてのブックセラピー(読書療法)を普及されています。
日本読書療法学会HPでは参考資料として過去の勉強会資料もダウンロードできるので、書籍と併せて確認すると理解が深まるでしょう。
ブックセラピーへの第一歩、読書のすすめ
ブックセラピーを意識せずとも、これまでに読書を通じて気持ちが軽くなったり前向きにしたりといった経験がある方も多いのではないでしょうか。
ブックセラピーと難しく考えずに、まずは興味のある本を手に取ってみるところからはじめても良いと思います。
そういった機会につながればとの思いで弊所でも応接室に本棚を設置しており、自由にお手に取っていただけます。また、相談支援事業所としてかかわりのある方などには、興味関心のある図書の貸出もしています。
過去ブログの中でもオススメ図書をご紹介しているブログも多くあるので、いくつかピックアップしました。
世代間コミュニケーションをテーマにしたブログでご紹介した書籍です。
ヤングケアラー特有の悩みや周囲ができる支援、その他活用できる社会資源についてまとめたブログでご紹介した書籍です。
失語症について理解を深めてもらうことを目的にまとめたブログでご紹介した書籍です。
日本で多く取り入れられているユング派(ユング心理学)をテーマにしたブログでご紹介した書籍です。
ためこみ症をメインテーマに、みんなが知っている偉人も生きづらさを抱えていたことが知れる本としてブログ中でご紹介しました。
ここでご紹介した本以外にも、だいたい1つのブログ記事で1冊ご紹介しています。ぜひ、お読みいただけると嬉しいです。
おわりに
ブックセラピーをテーマに、読書をすることで得られる効果についてお届けしましたがいかがだったでしょうか。
私もブックセラピー(読書療法)について調べつつ、日本でももっと知られるようになってほしいなと感じました。
町の書店が減ってきているとも聞きますが、電子書籍が充実してきましたよね。
本はいつでもそばにある存在です。まずは気軽に気になる本を開いてみましょう!
ブックセラピーとまではいきませんが、このブログでもオススメの本を発信して、みなさんの読書のきっかけに繋がれば幸いです。